問題は何を選択するか。
トレーナーの仕事内容は非常に幅広くあります。
トレーニング、治療、リハビリ、最近ではメンタルの分野までもトレーナーと呼ばれる方が担当していたりします。
結局のところ、、、
トレーナー=この仕事内容!
と言う事は決まっていないわけです。
私はその中で『治療』の分野を選択しました。
実際私はアスレティックトレーナーの資格も持っていますし、
今でもその分野の知識はインプットしています。
時々、現場でもその技術を使います。
しかし、メインは鍼灸師としての関わりです。
そしてその重要性を感じています。
鍼灸師はトレーナーではない!なんと言う声も聞く事があります。
現場で活動してきている私はそんな事は思いません。
トレーニングで確実に筋肉は疲労します。
①疲労した筋肉は硬さを出し血管を圧迫し、血液循環は悪くなります。
↓
②血液循環が悪くなると発痛物質が出て痛みを感じます。
↓
③脳が痛みを感じると、反射でその部分の筋肉は収縮し硬くなります。
↓
①に戻ります。そして②→③→④→①……
と悪いループがずっと続く事が慢性痛を生みます。
急性痛から慢性痛に移行する多くもこの流れです。
この流れを断ち切る事ができる方法は多くありますが、
その中で鍼灸・マッサージの分野は痛みを落とす事に特化しています。
だからこそ現場でも必要とされます。
なぜなら、トレーニングにより筋はいつも痛みを出していますから。
最近では体の動き・使い方などを正しくすればケガしない!
みたいになっていますが決してそんな事はありません。
それも必要な分野ですし、実際私もそう言った分野の方と連携しています。
ただ、それだけではないと言う事です。
筋コンディションが良くなると言う事はパフォーマンスに大きく変化を出す事ができます。
治療で痛みを落とす事はリハビリを円滑に進めたり、
トレーニングを継続できたりと多くのメリットがあります。
私は多くを見て、勉強してきた中でこの分野に特化したいと思ったからそうしてきました。
他の分野からトレーナーになる方法は山ほどあります。
私が治療の分野を選択しただけの話です。
治療院を開業してからはこのスポーツ現場での痛みを落とす手技が一般の方にも通じるものがあるなと感じています。
痛みを落とす事は
スポーツ選手にとってはトレーニングの継続を
一般の方にとっては心の余裕を
与えてくれるように感じます。
スポーツ現場での鍼灸師の活躍はこれからも広がり続けると思います。
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