知ってもらう努力
当時20歳頃の私は考えていました。
『高知で自分のトレーナー活動を知っている人はどのくらいいるのだろう。』
当時は自分の親くらいしか、知らなかったんじゃないですかね。笑
そこで行動に移します。
偶然、高校時の恩師が高知の国体監督をされていた経緯もあり、
『先生、自分の活動を県内の先生方に知って頂きたいのでご紹介してもらいたいのですが。
今度の四国陸上選手権に伺わせてください!』
四国陸上選手権は毎年夏にある県対抗の大会です。
そこには高知県の先生方が集まるはずだと考えました。
『よし、こいよっ!』
あっさりokを頂きました。
そして当日。
その時は徳島県での開催でしたので、大阪からバスで徳島へ。
その日のうちに帰るつもりでしたが。
『こまつ、今日泊まっていけよ!』
とお誘い頂き、大勢の先生方とお付き合いを。
その中のとある高校のN先生が
『おい、きみトレーナーしてるんやって?
オレのアキレス腱を治療してくれ』
と。
酒の席でしたので完全に酔った勢いです。笑
当時の自分の持っていたものを全て出してその場で治療。
そして治療後
『お!またなんかあったら頼むわな〜』
かる〜い感じで、、そしてよくある終わり方で終了。
ま、これで少しは高知県内の先生に知ってもらえたかな。
と思いながら翌朝、帰阪しました。
その1週間後ぐらいでしたでしょうか?
着信が。
『こんにちは。〇〇高校のNと申しますが。
今度の日曜に高知まで治療にきてもらえませんか?』
とご依頼のお電話が。
交通費も日当もしっかりと提示して頂き、高知に治療に行くことになりました。
その後も定期的に大阪から高知へ治療に行くようになりました。
定期的に関わる中で偶然3名の日本代表選手が出ました。
(近代五種、陸上長距離、トライアスロンと種目も色々。)
選手の成長を側で見る機会を頂けて本当に感謝です。
これは自分の中でいくつか残っている大切なエピソードの一つです。
あの時行動してよかったな、それが誰かに伝わってよかったな、、
そのN先生は先日開業時にお花を持って来院してくださいました。
今でも一緒に飲ませていただいたり、選手を任せてもらったりと、、
10年以上、この関係が続いています。
全ては、行動あるのみ。
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